令和2年 下期[午前]問21

mhkさん
(No.1)
解説の「設問の三相3線式は対地電圧200V、施設されるルームエアコンは2kW以上
なので、・・・」は、正しくは「設問の三相3線式は対地電圧200V、・・・」では
ないでしょうか?

選択肢イとロは、定格1.5kWの機器なので、問答無用で不適切となると思います。
この問題の選択肢では解説通りの条件でも不適切な工事になっていますが…
2025.04.27 20:00
メタさん
(No.2)
スレ主さんの意見に同感なのですが、いっそこの設問に対しては「設問の三相3線式は対地電圧200V、施設されるルームエアコンは2kW以上なので、」という前提はなくてもよく、「この例外条件に合致するかどうかを見ていくことになります。」のみでよいと思われます。代わりに、それぞれの不適切な理由を明確にされた方が例外条件を理解しやすく、応用も利くと思いますがいかがでしょうか。以下ご確認ください。

イは、定格消費電力が2.0kW未満で、漏電遮断器もなく、コンセントも使用しているので不適切(もちろん消去法ならコンセント不使用だけでも正解から除外できますが、せっかくの解説ですので他の不適切条件もあった方が理解が深まると思います。以下の選択肢も同様)。

ロは、定格消費電力が2.0kW未満で、専用の配線用遮断器もないので不適切

ニは、漏電遮断器がなく、コンセントも使用しているので不適切
2025.04.28 00:22
mhkさん
(No.3)
それで良いと思います。

選択肢の解説に「住宅に三相3線(対地電圧200V)を敷設できるのは消費電力が2kW以上の
電気機器を設置する場合」という前提条件が抜けているのが気になっていたので・・・。
私は、テキスト勉強から入った初学者なので、細かい点が気になってしまいます。
2025.04.28 08:14
管理人
(No.4)
ご報告ありがとうございます。
設問と解説が合致していなかったので、以下の点を修正させていただきました。

設問の三相3線式は対地電圧200V、施設されるルームエアコンは2kW以上なので、

設問の三相3線式は対地電圧200Vなので、

[イ] 不適切。定格消費電力が2kW未満、漏電遮断器なし、コンセント接続なのでダメです。
[ロ] 不適切。定格消費電力が2kW未満、配線用遮断器(開閉器および過電流遮断器)がないの取付がないのでダメです。
[ハ] [適切]。①定格消費電力が2kW以上、②専用の配線用遮断器と漏電遮断器の取付、③直接接続の3点を満たすので、住宅の屋内における三相200Vの電気機械器具の適切な施設方法です。
[ニ] 不適切。漏電遮断器がなく、コンセント接続なのでダメです。

https://denkou2-siken.com/kakomon/2020_2-am/21.html
2025.04.28 15:38
メタさん
(No.5)
mhkさんのご指摘ですが、おっしゃる通り少し曖昧かもしれません。解説の前提条件では「ただし、定格消費電力が2kW以上の電気機械器具とその供給電路については、次の条件すべてを満たすことにより、対地電圧300Vまでの電路を施設することができます。」とあるので、条件を満たして施設できるのは2kW以上と読めるとは思いますが、2kW未満は条件を満たさなくても施設できるとも読めてしまいますね。2kW未満はそもそも技術基準でも定義されてなく論外であるようなので、「〜2kW以上の電気機械器具とその供給電路に限り、〜」とすれば技術基準の論旨に合致するのではないでしょうか。

余談ですが、施設できる機器の条件がなぜ2kW以上なんでしょうね(素人目には定格消費電力が小さい分にはむしろゆるい条件で施設できるようにも思うのですが...)。そもそも三相200Vに2kW未満をつなぐ必要性がないでしょ、といった理由で技術基準から除外しているにしても、下限を設ける理由がよくわかりませんね。
2025.04.28 16:46
mhkさん
(No.6)
御存じのように、「電気設備の技術基準の解釈」に

【電路の対地電圧の制限】(省令第15条、第56条第1項、第59条、第63条第1項、第64条) 
第143条 住宅の屋内電路(電気機械器具内の電路を除く。以下この項において同じ。)の
対地電圧は、150V以下であること。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
一 定格消費電力が2kW以上の電気機械器具及びこれに電気を供給する屋内配線を次により施設する場合 
 イ 屋内配線は、当該電気機械器具のみに電気を供給するものであること。 
    ::::::

と記載されているように、あくまでも住宅屋内への敷設に関する特例であり、住宅屋内でなければ適用されません。

第143条の二に

二 当該住宅以外の場所に電気を供給するための屋内配線を次により施設する場合
 イ 屋内配線の対地電圧は、300V以下であること。 
 ロ 人が触れるおそれがない隠ぺい場所に合成樹脂管工事、金属管工事又はケーブル工事
   により施設すること。

と記載されています。

住宅であれば、単相3線で4kW級の電気機器を設置できるので、むやみに危険な三相3線(
対地電圧が高い)を住宅に引き込まないようにする制約だと理解しています。

今回の設問も、冒頭に「住宅の屋内」との文言がなければ、選択肢も変わると思います。
2025.04.28 17:31
メタさん
(No.7)
なるほどありがとうございます。2kW未満はスペック上は問題なくても、住宅屋内には敢えて使わせず、2kW以上なら例外的にいいよ、というスタンスなのですね。2kW未満を使いたいなら三相でなく原則通り単相でね、ということですね。
2025.04.28 20:47

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