第二種電気工事士 令和5年上期[午前] 問19
問19
単相100Vの屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。- 絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- 電線の引張強さが15%減少した。
- 差込形コネクタによる終端接続で,ビニルテープによる絶縁は行わなかった。
- 電線の電気抵抗が5%増加した。
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正解 ニ
分野
科目:D - 施行方法細目:1 - 電線の接続
解説
絶縁電線相互の接続工事には以下の決まりがあります。- 電線の電気抵抗を増加させないこと
- 電線の引張強さを20%以上減少させないこと
- 接続部分には、接続管(リングスリーブ)その他の器具を使用(又はろう付け)すること(電線同士をねじる接続はNG)
- 接続部分には、絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のある接続器(差込型コネクタ)を使用するか、絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆すること
- コード、キャブタイヤケーブル、ケーブルを相互に接続する場合は、接続器を使用すること
- 適切。接続部分を絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆するのは適切な処理です。
- 適切。引張強さの減少が20%未満に収まっているので問題ありません。
- 適切。差込型コネクタで接続すれば十分な絶縁効力が得られるので、ビニルテープを巻く必要はありません。
- [不適切]。電線の電気抵抗は少しでも増加させてはいけないので不適切です。
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