第二種電気工事士 平成30年下期 問8
問8
低圧屋内配線工事に使用する600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(銅導体),導体の直径2.0mm,3心の許容電流[A]は。ただし,周囲温度は30℃以下,電流減少係数は0.70とする。- 19
- 24
- 33
- 35
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正解 ロ
分野
科目:B - 配電理論細目:2 - 電線の許容電流
解説
電線(銅線)1本当たりの許容電流は、電線と太さによって以下のように規定されています。一つの管やケーブルに複数の電線を収めて使用する場合、放熱性能が悪化して電線の温度が上昇しやすくなるため、上記の許容電流の値に、収める電線数に応じた電流減少係数を乗じた値が1本当たりの電線の許容電流となります。電線1本当たりの許容電流=許容電流×電流減少係数ケーブル芯線1本当たりの許容電流についても、菅に収める場合に準じて計算すればOKです。直径2.0㎜の電線の許容電流は35℃、3本収めた場合の電流減少係数は0.70なので、電線1本当たりの許容電流は、
35[A]×0.70=24.5[A]
電線の許容電流には小数第一位を七捨八入した整数値を用いることになっているので、小数点以下を切り捨てた24[A]が正解となります。
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