電気工事士2種 平成28年上期 問22
問22
使用電圧300V以下の低圧屋内配線の工事方法として,不適切なものは。- 金属可とう電線管工事で,より線(600Vビニル絶縁電線)を用いて,管内に接続部分を設けないで収めた。
- フロアダクト工事で,電線を分岐する場合,接続部分に十分な絶縁被覆を施し,かつ,接続部分を容易に点検できるようにして接続箱(ジャンクションボックス)に収めた。
- 金属ダクト工事で,電線を分岐する場合,接続部分に十分な絶縁被覆を施し,かつ,接続部分を容易に点検できるようにしてダクトに収めた。
- ライティングダクト工事で,ダクトの終端部は閉そくしないで施設した。
広告
正解 ニ
分野
科目:D - 施工方法細目:2 - 配線工事
解説
- 適切。金属可とう電線管工事では、OW線以外の絶縁電線で、より線または直径3.2㎜以下の単心を使用します。また、電線管内では、電線に接続点を設けないこととされているため適切な工事です。
- 適切。フロアダクト工事では、ダクト内に接続点を設けることは原則としてできませんが、電線を分岐する場合において、その接続点が容易に点検できるときは認められます。
- 適切。金属ダクト工事では、ダクト内に接続点を設けることは原則としてできませんが、電線を分岐する場合において、その接続点が容易に点検できるときは認められます。
- [不適切]。ライティングダクト工事では、ダクトの開口部を下に向けて造営材に取り付けることで施設し、ダクトの終端部はエンドキャップなどを用いて閉そくしなければなりません。したがって、閉そくしていない本肢は不適切な工事です。
広告
広告