電気工事士2種 令和6年下期 問23

問23

金属管工事による低圧屋内配線の施工方法として,不適切なものは
  1. 太さ25mmの薄鋼電線管に断面積8mm2の600Vビニル絶縁電線3本を引き入れた。
  2. 太さ25mmの薄鋼電線管相互の接続にコンビネーションカップリングを使用した。
  3. 薄鋼電線管とアウトレットボックスとの接続部にロックナットを使用した。
  4. ボックス間の配管でノーマルベンドを使った屈曲箇所を2箇所設けた。

正解 

解説

  1. 適切。内線規程によれば、薄鋼電線管に断面積8mm2の絶縁電線を収める場合、1本=19mm、2~3本=25mm、4~6本=31mmが電線管の最小太さとされています。本肢は3本を収めるのに太さ25mmを使用しているので問題ありません。
  2. [不適切]。コンビネーションカップリングは、異種管どうしをつなげる接続具の総称です。薄鋼電線管相互の接続にはカップリングを使用します。
  3. 適切。金属管とボックスとの接続には、ねじ接続等により堅ろうかつ電気的に完全に接続しなければなりません。ロックナットを使用するのは基本的な接続方法の一つです。
  4. 適切。ボックス間または電線引入れ口を備える器具間の配管には、3カ所を超える直角またはこれに近い屈曲部分を設けてはいけません。本肢は2カ所に留まるため問題ありません。
したがって不適切なものは[ロ]です。