第二種電気工事士 令和5年上期[午後] 問38

問38

⑧で示す部分の最少電線本数(心線数)は。
  1. 2
  2. 3
  3. 4
  4. 5

正解 

解説

配線の線条数を求める問題は、次の4段階で考えます。これは心線数を答える問題、適切なケーブルを写真から選ぶ問題で共通の解法です。複線図を描く必要はありません。
  1. 配線が電源(非接地側)線とスイッチ・コンセントをつなぐ場合、電源線を1本加える
  2. 配線の先に負荷がある場合、接地側の線を1本加える
  3. 配線がスイッチと負荷をつなぐ場合、各1本加える
  4. 配線が3路スイッチ同士、または3路スイッチと4路スイッチをつなぐ場合、各2本加える
この手順にしたがって電源ⓒと⑧部分の周辺配線を見てみると、
  1. 配線の先(2階階段・3階階段)には●の3路スイッチ・4路スイッチがありますが、これらは1階の3路スイッチとつながります。直接電源線とつながるスイッチはないので、電源線は不要です。
  2. 配線の先に階段灯があるので、接地側の線が1本必要です。
  3. ⑧部分を介してつながるスイッチと負荷はありません。
  4. 1階の3路スイッチ●3セを2階の4路スイッチ●4セにつなぐ必要があるので2本必要です。
したがって必要な心線数は3本となります。