第二種電気工事士 令和2年下期[午後] 問39

問39

⑨で示す図記号の器具を用いる目的は。
  1. 不平衡電流を遮断する。
  2. 地絡電流のみを遮断する。
  3. 過電流と地絡電流を遮断する。
  4. 過電流のみを遮断する。

正解 

解説

⑨の図記号は開閉器(電流計付)であり、右に傍記されてる「f40A」は40Aのヒューズを内蔵していることを示しています。

ヒューズは短絡などの異常で過電流が流れたときに、その熱で溶断することで回路を切り離す器具です。ヒューズは過電流しか遮断できませんから[ニ]が正解となります。

なお、[ロ]には漏電遮断器が、[ハ]には漏電遮断器(過負荷保護付)を用いるのが適切です。[イ]の不平衡電流を遮断することに特化した機器は見つかりませんでした。