解説

1. 適切。金属可とう電線管工事では、OW線以外の絶縁電線で、より線または直径3.2㎜以下の単心を使用します。また、電線管内では、電線に接続点を設けないこととされているため適切な工事です。
2. 適切。ライティングダクト工事でダクトを造営材に取り付ける場合、ダクトの開口部を下に向けて施設しなければなりません。
3. [不適切]。金属線ぴ工事でD種接地工事を省略することができるのは、原則として次のいずれかに該当する場合です。
   
   1. 線ぴの長さが4ｍ以下
   2. （対地電圧150V以下の場合）❶乾燥した場所に施設するとき、または❷長さ8ｍ以下の線ぴに簡易接触防護措置を施すとき
   ただし、線ぴ内では所定の要件を満たすことにより電線を分岐することが認められており、この場合は上記にかかわらずD種接地工事を施す必要があります。本肢は線ぴの長さが4ｍ未満ではありますが、線ぴ内で電線を分岐しているためD種接地工事が必要です。
4. 適切。金属ダクト工事では、ダクト内に接続点を設けることは原則としてできませんが、電線を分岐する場合において、その接続点が容易に点検できるときは認められます。