第二種電気工事士 令和元年上期 問2
問2
ビニル絶縁電線(単心)の導体の直径をD,長さをLとするとき,この電線の抵抗と許容電流に関する記述として,誤っているものは。- 許容電流は,周囲の温度が上昇すると,大きくなる。
- 電線の抵抗は,D2に反比例する。
- 電線の抵抗は,Lに比例する。
- 許容電流は,Dが大きくなると,大きくなる。
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正解 イ
分野
科目:A - 電気の基礎理論細目:2 - 導体と絶縁体
解説
- [誤り]。周囲温度が高くなると放熱性能が悪化するため、他の条件が同じであれば、周囲の温度が上昇すると電線の許容電流は小さくなります。
- 正しい。抵抗は、導体が太いほど小さくなります。導体の断面積が2倍になると、抵抗は12になる反比例の関係にあります。直径が2倍になると断面積が22=4倍になるので、抵抗は14=122になります。つまり、抵抗は直径の2乗に反比例すると言えます。
- 正しい。抵抗は、導体が長いほど大きくなります。導体の長さが2倍になると、抵抗も2倍になるので比例関係にあると言えます。
- 正しい。許容電流は、電線が太くなるほど大きくなります。
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