第二種電気工事士 平成30年下期 問36

問36

⑥で示す部分の接地工事の種類及びその接地抵抗の許容される最大値[Ω]の組合せとして,正しいものは。なお,引込線の電源側には地絡遮断装置は設置されていない。漏電遮断器は,定格感度電流30mA,動作時間0.1秒以内のものを使用している。
  1. C種接地工事 10Ω
  2. C種接地工事 50Ω
  3. D種接地工事 100Ω
  4. D種接地工事 500Ω

正解 

解説

施設する接地工事と接地抵抗の最大値は、以下の表を暗記しておけば簡単に解くことができます。A種とB種は高圧向けで電工二種の範囲外なので省略しています。
8/02.png/image-size:565×115
⑥の部分が接続されている電灯分電盤を見ると、受電点に「1Φ3W 100/200V」と記載があるので、単相3線式100/200Vの回路ということがわかります。

分電盤には300V以下の電源しか入ってこないため、接地はD種接地工事となります。電灯分電盤の配線を見ると幹線に漏電遮断器[BE]がなく、問題文には「引込線の電源側には地絡遮断装置は設置されていない」とあるため、D種接地工事の原則どおり、接地抵抗値は100[Ω]以下にしなければなりません。

したがって[ハ]が適切です。