第二種電気工事士 平成29年下期 問39

問39

⑨で示す部分の接地工事の種類及びその接地抵抗の許容される最大値[Ω]の組合せとして,正しいものは。なお,漏電遮断器は,定格感度電流30mA,動作時間0.1秒以内のものを使用している。
  1. A種接地工事 10Ω
  2. A種接地工事 100Ω
  3. D種接地工事 100Ω
  4. D種接地工事 500Ω

正解 

解説

施設する接地工事と接地抵抗の最大値は、以下の表を暗記しておけば簡単に解くことができます。A種とB種は高圧向けで電工二種の範囲外なので省略しています。
⑨の部分の配線◇bが接続されている分電盤P-1を見ると、受電点に「3Φ3W 200V」と記載があるので、三相3線式200Vの回路ということがわかります。

分電盤には300V以下の電源しか入ってこないため、接地はD種接地工事となります。P-1を見ると幹線からの分岐回路に漏電遮断器[BE]が設置されているため、接地抵抗値は500[Ω]以下にするのが適切です。

したがって正しい組合せは[ニ]です。