第二種電気工事士 平成29年上期 問3

問3

A,B 2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6mm,長さ20m,Bは直径3.2mm,長さ40mである。Aの抵抗はBの抵抗の何倍か。
  1. 2
  2. 3
  3. 4
  4. 5

正解 

解説

導体の形状と抵抗値には以下の関係があります。太く・短いほど電流が流れやすいと覚えましょう。

  1. 導体の長さが2倍になると、抵抗値は2倍になる
  2. 導体の断面積が2倍になると、抵抗値は1/2になる
  3. 導体の直径が2倍になると、抵抗値は1/4(=1/22)になる
AとBを直径で比較すると、AはBの1/2なので上記③より抵抗は4倍です。長さで比較すると、AはBの1/2倍なので上記①より抵抗も1/2倍です。4倍の1/2倍なので、Aの抵抗はBの抵抗の「4×1/2=2倍」となります。したがって[イ]が正解です。