電気工事士2種 平成28年上期 問45

問45

⑮で示すVVF用ジョイントボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合,使用するリングスリーブの種類と最少個数の組合せで,適切なものは。ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。
平成28年上期 第二種電気工事士試験 配線図
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正解 

解説

当サイトではボックス内の接続問題(リングスリーブ、差込型コネクタ)について、以下の定型化したやり方で解説しています。
  1. ボックス部から延びる各枝線の本数を確定する
  2. 電圧線(黒線)、接地線(白線)、スイッチ間の接続線の順で接続する
  3. 接続点ごとに適切なスリーブ/コネクタを選定する
解答に必要な箇所のみ検討すると、本問では以下のようになります。
  1. [左上/左下/右上側] 負荷エ、オ、カのみなので各2本です(スイッチから1本、接地線1本)。
    [右側] 単路スイッチが3つ(●)があるので4本です(電圧線1本、負荷エへ向かう1本、負荷オへ向かう1本、負荷カへ向かう1本)。
    [上側] 押しボタンとチャイムの組がありますが、接続関係はそちら側で完結しています。このため、スイッチに向かう電圧線と、戻りの接地線の2本です。
    [下側] 電源側には分岐側とつながる負荷やスイッチがないので2本です(電圧線1本、接地線1本)。
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  2. 電圧線、接地線、スイッチ間を接続します。接続点の色は、黒:電圧線、青:接地線、赤:スイッチ間です。
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  3. リングスリーブの種類と圧着マークの対応は下表のとおりです。
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    線種は全て1.6mmです。2本が3つ、3本が1つ、5本が1つなので、使用するのは小スリーブ4個(刻印:〇3、小1)と中スリーブ1個です。
したがって[ハ]の組合せが正解となります。