電気工事士2種 平成28年上期 問43

問43

⑬で示すVVF用ジョイントボックス内の接続をすべて差込形コネクタとする場合,使用する差込形コネクタの種類と最少個数の組合せで,適切なものは。ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。
平成28年上期 第二種電気工事士試験 配線図
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正解 

解説

当サイトではボックス内の接続問題(リングスリーブ、差込型コネクタ)について、以下の定型化したやり方で解説しています。
  1. ボックス部から延びる各枝線の本数を確定する
  2. 電圧線(黒線)、接地線(白線)、スイッチ間の接続線の順で接続する
  3. 接続点ごとに適切なスリーブ/コネクタを選定する
解答に必要な箇所のみ検討すると、本問では以下のようになります。
  1. [下/右側] 負荷キ、負荷コのみなので各2本です(スイッチから1本、接地線1本)。
    [右下側] 単路スイッチが2つ(●)があるので3本です(電圧線1本、負荷キへ向かう1本、負荷コへ向かう1本)。
    [左/左上側] 負荷とスイッチがいくつかありますが、接続関係はそちら側で完結しています。このため、それぞれスイッチに向かう電圧線と戻りの接地線の2本です。
    [右上側] 電源側には分岐側とつながる負荷やスイッチがないため2本です(電圧線1本、接地線1本)。
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  2. 電圧線、接地線、スイッチ間を接続します。接続点の色は、黒:電圧線、青:接地線、赤:スイッチ間です。
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  3. 電線の接続箇所は、2本が2つ、4本が1つ、5本が1つなので、必要なコネクタは赤×2、黄×1、オレンジ×1です。
したがって[ロ]の組合せが正解となります。