電気工事士2種 平成27年下期 問23

問23

100Vの低圧屋内配線に,ビニル平形コード(断面積0.75mm2)2心を絶縁性のある造営材に適当な留め具で取り付けて,施設することができる場所又は箇所は。
  1. 乾燥した場所に施設し,かつ,内部を乾燥状態で使用するショウウインドー内の外部から見えやすい箇所
  2. 木造住宅の人の触れるおそれのない点検できる押し入れの壁面
  3. 木造住宅の和室の壁面
  4. 乾燥状態で使用する台所の床下収納庫

正解 

解説

コードは、電球線・移動電線としての使用に限られており、固定した配線として施設することができないのが原則です。ただし、ショウウィンドー又はショウケース内の低圧屋内配線については、次の条件すべてに合致する場合には、固定した配線として使用することが認められています。
  1. ショウウィンドー又はショウケースは、乾燥した場所に施設され、内部を乾燥した状態で使用すること
  2. 使用電圧が300V以下であること
  3. 断面積0.75mm2以上のコード又はキャブタイヤケーブルであること
  4. 絶縁性の造営材に適当な留め具で1m以下の間隔で取り付けること
  5. 電線には、電球又は器具の重量を支持させないこと
  6. 他の低圧屋内配線との接続には、差込み接続器その他これに類する器具を用いること
したがって施設できる場所として適切なのは[イ]です。