第二種電気工事士 平成27年上期 問45

問45

⑮で示す部分の配線工事に必要なケーブルは。ただし,使用するケーブルの心線数は最少とする。なお,屋内配線の工事は,特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
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正解 

解説

配線の線条数を求める問題は、次の4つの手順で考えます。これは心線数を答える問題、適切なケーブルを写真から選ぶ問題で共通の解法です。複線図を描く必要はありません。
  1. 配線が電源(非接地側)線とスイッチ・コンセントをつなぐ場合、電源線(黒線)を1本加える
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  2. 配線の先に負荷がある場合、接地側の線(白線)を1本加える
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  3. 配線がスイッチと負荷をつなぐ場合、リンクごとに1本加える
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  4. 配線が3路スイッチ同士、または3路スイッチと4路スイッチをつなぐ場合、リンクごとに2本加える。ただし、3路スイッチはどちらに電源線を接続するかによって、最少本数に違いが出る場合がある
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この手順に従って電源ⓔから延びる⑮部分の周辺配線を確認していきます。左右に3路スイッチ●があるので、電源線を右の3路スイッチにつなぐ場合/左の3路スイッチにつなぐ場合とに分けて考えましょう。

【右の3路スイッチにつなぐ場合】
  1. 配線の先のスイッチ●に電源供給する必要があるので、電源線が1本必要です。
  2. 配線の先に蛍光灯等があるので、接地側の線が1本必要です。
  3. ⑮部分を介してつながるスイッチと負荷はありません。
  4. の3路スイッチ同士をつなぐ必要があるので、プラス2本します。
【左の3路スイッチにつなぐ場合】
  1. 配線の先のスイッチ●と3路スイッチ●に電源供給する必要があるので、電源線が1本必要です。
  2. 配線の先に蛍光灯等があるので、接地側の線が1本必要です。
  3. 右の3路スイッチ●と蛍光灯をつなぐ配線部分となるので、プラス1本します。
  4. の3路スイッチ同士をつなぐ必要があるので、プラス2本します。
必要本数は、右の3路スイッチを電源線とつなぐ場合で4本、左の3路スイッチを電源線とつなぐ場合で5本です。したがって心線数が4本である[ロ]が正解です。