電気工事士2種 平成27年上期 問14
問14
点灯管を用いる蛍光灯と比較して,高周波点灯専用形の蛍光灯の特徴として,誤っているものは。- ちらつきが少ない。
- 発光効率が高い。
- インバー夕が使用されている。
- 点灯に要する時間が長い。
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正解 ニ
分野
科目:C - 機器、器具、材料及び工具細目:2 - 電気機器の構造及び性能
解説
- 正しい。高周波点灯専用形の蛍光灯では、商用電源(50Hz/60Hz)ではなく、数十kHz~数百kHzの高周波電流で放電を維持します。人間の目では感じられないほど短い周期で放電を繰り返すため、ちらつき(フリッカー)がほとんど感じられません。
- 正しい。高周波点灯では、電極損失が少なく、また放電の効率が高まるため、同じ電力でもより多くの光を得ることができます。したがって、一般的に従来型蛍光灯よりも発光効率が高くなります。
- 正しい。高周波点灯を実現するためには、商用電源の交流を直流に変換したうえで、さらにそれを高周波の交流に変換するインバータ回路が不可欠です。
- [誤り]。高周波点灯専用形の蛍光灯は瞬時点灯が可能であり、点灯までの待機時間がほとんどありません。一方、点灯管を用いるタイプはその仕組み上、点灯まで数秒のタイムラグがあります。
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