絶縁抵抗測定(全22問中7問目)

No.7

絶縁抵抗測定が困難なので,単相100/200Vの分電盤の各分岐回路に対し,使用電圧が加わった状態で,クランプ形漏れ電流計を用いて,漏えい電流を測定した。その測定結果は,使用電圧100VのA回路は0.5mA,使用電圧200VのB回路は1.5mA,使用電圧100VのC回路は3mAであった。絶縁性能が「電気設備の技術基準の解釈」に適合している回路は。
令和4年上期[午後] 問25
  1. すべて適合している。
  2. A回路とB回路が適合している。
  3. A回路のみが適合している。
  4. すべて適合していない。

正解 

解説

一般家庭のように停電して行う絶縁抵抗測定が困難な場合には、当該電路の使用電圧が加わった状態における漏えい電流が1mA以下であれば、適正な絶縁抵抗性能を有していると判断できます。

漏れ電流は、使用電圧によらず1mA以下であれば良いので、基準に適合しているのはA回路のみとなります。したがって[ハ]の説明が適切です。