試験用器具の性能及び使用方法(全41問中20問目)
No.20
低圧回路を試験する場合の測定器とその用途の組合せとして,誤っているものは。令和3年上期[午後] 問24
- 回路計(テスタ) と 導通試験
- 検相器 と 三相回路の相順(相回転)の確認
- 電力計 と 消費電力量の測定
- クランプ式電流計 と 負荷電流の測定
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正解 ハ
分野
科目:E - 検査方法細目:4 - 試験用器具の性能及び使用方法
解説
- 正しい。回路計は、電流・電圧・回路抵抗などを測定する器具です。測定対象の電源をOFFにした後、回路計のレンジを抵抗測定に合わせ、テストリードを試験対象の電路の両端に当てたときに0Ωを指示すれば導通が確認できます。導通とは電気的につながっていること、つまり断線していないことです。
- 正しい。検相器は、相順(相回転)を調べるときに使用します。相順とは三相交流の各相(R相、S相、T相)の順番であり、相順により回転方向の正逆が変化します。
- [誤り]。電力計は電力(W)を測定する器具です。消費電力量(Wh)の測定には電力量計を用います。
- 正しい。クランプ式電流計は、測定対象の電線やケーブルを挟むことでそこに流れる負荷電流を測定できる器具です。漏れ電流の測定にも使います。
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