接地抵抗測定(全22問中15問目)
No.15
工場の200V三相誘導電動機(対地電圧200V)への配線の絶縁抵抗値[MΩ]及びこの電動機の鉄台の接地抵抗値[Ω]を測定した。電気設備技術基準等に適合する測定値の組合せとして,適切なものは。ただし,200V電路に施設された漏電遮断器の動作時間は0.1秒とする。令和元年上期 問26
- 0.2MΩ
300Ω - 0.4MΩ
600Ω - 0.1MΩ
200Ω - 0.1MΩ
50Ω
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正解 イ
分野
科目:E - 検査方法細目:3 - 接地抵抗測定
解説
【絶縁抵抗値】低圧電路の電線相互間および電路と大地との間の絶縁抵抗値は、以下のとおり定められています。工場内の三相200V回路(対地電圧200V)は、上表の「300V以下・対地電圧150V超」に該当します。したがって、絶縁抵抗値は0.2MΩ以上でなければなりません。
【接地抵抗値】
低圧電路に施設する接地工事には、C種接地工事とD種接地工事があり、電路の使用電圧によって以下のとおり定められています。使用電圧が200VなのでD種接地工事の対象となります。したがって、接地抵抗値は原則100Ω以下としなければなりませんが、0.5秒以内に電路を自動遮断する装置があれば500Ω以下とすることができます。よって、設問では500Ω以下であれば基準に適合となります。
絶縁抵抗値0.2MΩ以上、接地抵抗値500Ω以下をともに満たす[イ]が基準に適合するものとなります。
- [適切]。どちらも基準に適合しています。
- 不適切。接地抵抗値が基準に適合しません。
- 不適切。絶縁抵抗値が基準に適合しません。
- 不適切。絶縁抵抗値が基準に適合しません。
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