接地抵抗測定(全22問中14問目)
No.14
工場の三相200V三相誘導電動機の鉄台に施設した接地工事の接地抵抗値を測定し,接地線(軟銅線)の太さを検査した。「電気設備の技術基準の解釈」に適合する接地抵抗値[Ω]と接地線の太さ(直径[mm])の組合せで,適切なものは。ただし,電路に施設された漏電遮断器の動作時間は,0.1秒とする。令和2年下期[午前] 問26
- 100Ω
1.0mm - 200Ω
1.2mm - 300Ω
1.6mm - 600Ω
2.0mm
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正解 ハ
分野
科目:E - 検査方法細目:3 - 接地抵抗測定
解説
低圧電路に施設する接地工事には、C種接地工事とD種接地工事があり、電路の使用電圧によって以下のとおり定められています。使用電圧が200VなのでD種接地工事の対象となります。したがって、接地抵抗値は原則100Ω以下としなければなりませんが、0.5秒以内に電路を自動遮断する装置があれば500Ω以下とすることができます。よって、設問では500Ω以下であれば基準に適合となります。D種接地工事における接地線の太さは直径1.6㎜以上です。接地抵抗値500Ω以下、接地線の太さ1.6mm以上をともに満たす[ハ]が基準に適合するものとなります。
- 不適切。接地線の太さが基準に適合しません。
- 不適切。接地線の太さが基準に適合しません。
- [適切]。どちらも基準に適合しています。
- 不適切。接地抵抗値が基準に適合しません。
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