電気工事士2種 令和7年上期 問2

問2

直径1.6mm,長さ8mの軟銅線と電気抵抗が等しくなる長さ32mの軟銅線の直径[mm]は。ただし,軟銅線の抵抗率は同一とする。
  1. 0.8
  2. 2.0
  3. 3.2
  4. 6.4

正解 

解説

導体の形状と抵抗値には以下の関係があります。太く・短いほど電流が流れやすいと覚えましょう。
  1. 導体の長さが2倍になると、抵抗値は2倍になる
  2. 導体の断面積が2倍になると、抵抗値は1/2になる
  3. 導体の直径が2倍になると、抵抗値は1/4になる
長さ8mと32mを比べると4倍の長さです。長さが4倍になっているので、直径がそのままであれば抵抗値も4倍となります(❶より)。抵抗値を維持するためには1/4にする必要があり、これには直径を現在の2倍にすればよいことがわかります(❸より)。現在1.6mmなので、抵抗値が等しくなる直径は「1.6mm×2=3.2mm」となります。

したがって[ハ]が正解です。