第二種電気工事士 令和6年上期 問24
問24
アナログ式回路計(電池内蔵)の回路抵抗測定に関する記述として,誤っているものは。- 回路計の電池が有効であることを確認する。
- 抵抗測定レンジに切り換える。被測定物の概略値が想定される場合は,測定レンジの倍率を適正なものにする。
- 赤と黒の測定端子(テストリード)を短絡し,指針が0になるよう調整する。
- 被測定物に,赤と黒の測定端子(テストリード)を接続し,その時の指示値を読む。なお,測定レンジに倍率表示がある場合は,読んだ指示値を倍率で割って測定値とする。
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正解 ニ
分野
科目:E - 検査方法細目:4 - 試験用器具の性能及び使用方法
解説
- 正しい。電池容量が適正でないと正確に抵抗を測定できないため、測定前に十分な電池容量があることを確認します。
- 正しい。回路計(テスタ)は、電流、電圧、抵抗などを測定できるため、抵抗を測定する際には切替つまみを抵抗測定レンジに切り替えます。このとき被測定物の想定値に合った倍率(×1、×100など)を選択します。
- 正しい。回路計に赤と黒のテストリードを接続した後、測定前に、赤と黒のリード同士を接触(短絡)させ、0Ωを指示するよう調整します。この手順は、テストリードが断線していないことや電池が消耗していないことを確認する目的で行います。
- [誤り]。倍率は割るのではなく乗じます。被測定物に赤と黒のテストリードを接続し、その時の目盛りの値を読み取ります。倍率ありの抵抗測定レンジを選択している場合には、読み取った値に倍率を乗じた値が測定値となります。
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