電気工事士2種 令和5年下期[午後] 問12
問12
600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブルの特徴として,誤っているものは。- 分別が容易でリサイクル性がよい。
- 焼却時に有害なハロゲン系ガスが発生する。
- ビニル絶縁ビニルシースケーブルと比べ絶縁物の最高許容温度が高い。
- 難燃性がある。
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正解 ロ
分野
科目:C - 機器、器具、材料及び工具細目:1 - 配線器具の構造及び性能
解説
- 正しい。絶縁の素材とシース(外装被覆)が同じポリエチレン素材なので、分別・再資源化などのリサイクル対応が容易で、廃棄物の低減を図ることができる特徴があります。
- [誤り]。ポリエチレンは非ハロゲン系材料であり、焼却してもハロゲン系ガス(例:塩化水素、ダイオキシンなど)は発生しません。ハロゲン系ガスが発生するのは塩化ビニル(PVC)などハロゲンを含む材料を焼却した場合です。
- 正しい。同じ樹脂製でもポリエチレンはビニルと比較して高い熱特性を有し、絶縁体としての最高許容温度も高いです。
- 正しい。「耐燃性」とあるようにシース部分に難燃性を付加したポリエチレンが使用されています。
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