解説

1. 正しい。絶縁抵抗計は、電路と大地間または電路間の絶縁抵抗の測定に用います。絶縁不良が疑われる箇所にテストリードを当てて、指示値が0に近づけば絶縁不良と判断できます。
2. 正しい。回路計は、電流・電圧・回路抵抗などを測定する器具です。測定対象の電源をOFFにした後、回路計のレンジを抵抗測定に合わせ、テストリードを試験対象の電路の両端に当てたときに0Ωを指示すれば導通が確認できます。導通とは電気的につながっていること、つまり断線していないことです。
3. [誤り]。検相器は、電動機の回転速度を測定するものではなく、相順(相回転)を調べる時に使用します。相順とは三相交流の各相(R相、S相、T相)の順番であり、相順により回転方向の正逆が変化します。回転速度の測定に用いるのは回転計です。
4. 正しい。検電器は、電気回路が充電しているか停電しているかを確認するための器具です。電池不要で部位に直接接触させて確認するタイプや、電池内蔵で部位に直接触れずに近づけるだけで確認できるタイプがあります。