第二種電気工事士 令和4年下期[午後] 問21

問21

図に示す一般的な低圧屋内配線の工事で,スイッチボックス部分におけるパイロットランプの異時点滅(負荷が点灯していないときパイロットランプが点灯)回路は。ただし,aは電源からの非接地側電線(黒色),bは電源からの接地側電線(白色)を示し,負荷には電源からの接地側電線が直接に結線されているものとする。なお,パイロットランプは100V用を使用する。
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正解 

解説

スイッチとパイロットランプの配線は、常時点滅、同時点滅、異時点滅で次のように異なります。
異時点滅では2芯ケーブル使い、パイロットランプとスイッチを並列に接続します。したがって、黒白の2芯ケーブルを用いている[ロ]が正解です。

異時点滅は、スイッチが切のときには、負荷と比べてパイロットランプに多くの電圧が印加されるためパイロットランプが点灯し、スイッチがONのときにはスイッチの電路で短絡されるためパイロットランプは消灯し、負荷に電圧が印加される仕組みになっています。
  1. 誤り。スイッチを入れたときに点灯するので同時点滅です。ただし、負荷とパイロットランプが直列に配置されているので、分圧により負荷にほとんど電流が流れません。
  2. [正しい]。異時点滅の回路です。
  3. 誤り。常時点灯の回路です。
  4. 誤り。同時点滅の回路です。