電気工事士2種 令和4年上期[午前] 問32
問32
②で示す引込口開閉器の設置は。ただし,この屋内電路を保護する過負荷保護付漏電遮断器の定格電流は20Aである。![令和4年上期[午前] 第二種電気工事士試験 配線図](img/haisenzu.png)
- 屋外の電路が地中配線であるから省略できない。
- 屋外の電路の長さが10m以上なので省略できない。
- 過負荷保護付漏電遮断器の定格電流が20Aなので省略できない。
- 屋外の電路の長さが15m以下なので省略できる。
広告
正解 ニ
分野
科目:H - 配線図(その他)細目:4 - 施行方法
解説
②は配線用遮断器で、家屋からの引込線の出入り口に設置されています。屋内配線をする際には屋外からの引込口に近い箇所に開閉器を設置するのが原則ですが、以下の条件すべてを満たす場合には、この配線用遮断器の設置を省略することが認められています。- 使用電圧が300V以下であること
- 屋内配線の接続部から他の家屋の接続部分までの電路の長さが15m以下であること
- 家屋の分岐回路が15A以下の過電流遮断器、または20A以下の配線用遮断器で保護されていること
- 誤り。屋外配線が地中配線であっても、その他の条件を満たせば省略できます。
- 誤り。屋外の電路は15m以下であれば、その他の条件を満たせば省略できます。
- 誤り。分電盤L-1を見ると、屋外配線につながる分岐回路bは20Aの過負荷保護付漏電遮断器が設置されています。20A以下の配線用遮断器で保護されているので、その他の条件を満たせば省略できます。
- [正しい]。屋外の電路は15m以下であり、使用電圧は100V、分岐回路bが20Aの配線用遮断器で保護されているので、引込口開閉器の設置を省略できます。
広告
広告