第二種電気工事士 令和4年上期[午前] 問1

問1

図のような回路で,電流計Aの値が1Aを示した。このときの電圧計Vの指示値[V]は。
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  1. 16
  2. 32
  3. 40
  4. 48

正解 

解説

電流計Aの値は1Aなので、抵抗8Ωに印加される電圧は「V=IR=1×8=8V」とわかります。並列回路では各経路に印加される電圧は同じなので、その上の抵抗「4+4=8Ω」に流れる電流Iは、VR88=1A、同様に下の抵抗4Ωに印加される電圧は84=2Aとなります
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回路全体に流れる電流は「1+1+2=4A」であり、直列接続されている右側の抵抗4Ωにも4Aが流れることになります。したがって電圧計Vの値は、V=IRより「V=4×4=16V」となります。

※並列回路部分の抵抗値の比は8:8:4、並列に接続された各抵抗に流れる電流は抵抗値の逆比になるので1/8:1/8:1/4=1:1:2、それぞれ「1A×1=1A」「1A×1=1A」「1A×2=2A」と考えることもできます。