電気工事士2種 令和3年上期[午後] 問17

問17

写真に示す器具の用途は。
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  1. 器具等を取り付けるための基準線を投影するために用いる。
  2. 照度を測定するために用いる。
  3. 振動の度合いを確かめるために用いる。
  4. 作業場所の照明として用いる。

正解 

解説

写真は『レーザー墨出し器』です。

墨だし(すみだし)とは建築用語で、図面に基づいて位置や高さなどの基準線や目印を現場に正確に書き出す作業のことをいいます。従来は墨つぼやチョークなどを用いて行われていましたが、本器具はレーザー光を使って水平線・垂直線・十字線などを壁や床に投影するものです。電気工事では、配管やコンセント、スイッチ、照明器具などの正確な取付位置を床や壁に線で示すために使用されます。

したがって[イ]の記述が適切です。
  1. [正しい]。レーザー墨出し器の用途です。
  2. 誤り。照度測定には照度計を使用します。
  3. 誤り。振動測定には振動計や加速度センサを使用します。
  4. 誤り。照明器具ではありません。レーザー光は基準線を示すためのものです。