電気工事士2種 令和3年上期[午後] 問11

問11

金属管工事に使用される「ねじなしボックスコネクタ」に関する記述として,誤っているものは
  1. ボンド線を接続するための接地用の端子がある。
  2. ねじなし電線管と金属製アウトレットボックスを接続するのに用いる。
  3. ねじなし電線管との接続は止めネジを回して,ネジの頭部をねじ切らないように締め付ける。
  4. 絶縁ブッシングを取り付けて使用する。

正解 

解説

  1. 正しい。ねじなしボックスコネクタには、ボンド線を取り付けるための接地用端子があります。
    ねじなし電線管の固定はボルトなどで固定する方式であり、ねじ込み式の電線管と比べて、金属管とボックス間の電気的接続が確実とは言い切れない構造です。このためねじなし電線管では、ボンド線により確実に電気的に接続し、感電等の事故を防ぎます。
  2. 正しい。ねじなしボックスコネクタは、ねじなし電線管(E管)を金属製のボックスに取り付けるための材料です。
  3. [誤り]。ねじなし電線管を取り付ける際は、ネジの頭部がねじ切れるまで締め付ける必要があります。これにより金属管とコネクタが完全に接続されることが保証されます。ねじ切っていない状態だと引っ張ることで管が抜けてしまうおそれがあります。
  4. 正しい。金属管の管端は、電線の出し入れの際に電線の被覆を損傷しないように、絶縁ブッシングを取り付ける必要があります。
したがって誤っているものは[ハ]です。
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