第二種電気工事士 令和2年下期[午後] 問2

問2

A,B2本の同材質の銅線がある。Aは直径1.6mm,長さ100m,Bは直径3.2mm,長さ50mである。Aの抵抗はBの抵抗の何倍か。
  1. 1
  2. 2
  3. 4
  4. 8

正解 

解説

導体の形状と抵抗値には以下の関係があります。太く・短いほど電流が流れやすいと覚えましょう。

  1. 導体の長さが2倍になると、抵抗値は2倍になる
  2. 導体の断面積が2倍になると、抵抗値は1/2になる
  3. 導体の直径が2倍になると、抵抗値は1/4(=1/22)になる
AとBを直径で比較すると、AはBの1/2なので上記③より抵抗は4倍です。長さで比較すると、AはBの2倍なので上記①より抵抗も2倍です。4倍の2倍なので、Aの抵抗はBの抵抗の「4×2=8倍」となります。したがって[ニ]が正解です。