電気工事士2種 平成30年上期 問41

問41

⑪で示す部分の接続工事をリングスリーブ小3個を使用して圧着接続する場合の刻印は。ただし,使用する電線はすべてVVF1.6とする。また,写真に示すリングスリーブ中央◯,小は刻印を表す。
平成30年上期 第二種電気工事士試験 配線図
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正解 

解説

当サイトではボックス内の接続問題(リングスリーブ、差込型コネクタ)について、以下の定型化したやり方で解説しています。
  1. ボックス部から延びる各枝線の本数を確定する
  2. 電圧線(黒線)、接地線(白線)、スイッチ間の接続線の順で接続する
  3. 接続点ごとに適切なスリーブ/コネクタを選定する
解答に必要な箇所のみ検討すると、本問では以下のようになります。
  1. [上/下側] 負荷エのみなので各2本です(スイッチから1本、接地線1本)。
    [左下側] コンセント1つなので2本です(電圧線1本、接地線1本)。
    [左上側] 単路スイッチ●のみなので2本です(電圧線1本、負荷カへ向かう1本)。
    [左側] 電源側には分岐側とつながる負荷やスイッチがないため2本です(電圧線1本、接地線1本)。
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  2. 電圧線、接地線、スイッチ間を接続します。接続点の色は、黒:電圧線、青:接地線、赤:スイッチ間です。
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  3. リングスリーブの種類と圧着マークの対応は下表のとおりです。
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    線種は全て1.6mmです。3本が2つ、4本が1つなので、使用するのは小スリーブ3個(刻印:小3)です。
したがって[イ]の組合せが正解となります。