第二種電気工事士 平成30年上期 問25

問25

アナログ形絶縁抵抗計(電池内蔵)を用いた絶縁抵抗測定に関する記述として,誤っているものは
  1. 絶縁抵抗測定の前には,絶縁抵抗計の電池容量が正常であることを確認する。
  2. 絶縁抵抗測定の前には,絶縁抵抗測定のレンジに切り替え,測定モードにし,接地端子(E:アース)と線路端子(L:ライン)を短絡し零点を指示することを確認する。
  3. 被測定回路に電源電圧が加わっている状態で測定する。
  4. 電子機器が接続された回路の絶縁測定を行う場合は,機器等を損傷させない適正な定格測定電圧を選定する。

正解 

解説

  1. 正しい。電池容量が適正でないと正確に絶縁抵抗を測定できないため、測定前に十分な電池容量があることを確認します。
  2. 正しい。測定前に、L端子とE端子を短絡して、零点を指示することを確認します。
  3. 正しい。被測定回路に電源電圧が加わっていない状態で測定します。ブレーカを落とすのはこのためです。
  4. [誤り]。低圧電路の絶縁測定では、電路に応じて直流125V/250V/500Vの測定電圧で測定します。電子機器が接続された回路の測定は、機器を破損させない適正な電圧を選定する必要があります。
したがって誤っている記述は[ハ]です。