電気工事士2種 平成29年下期 問23

問23

屋内の管灯回路の使用電圧が1000Vを超えるネオン放電灯工事として,不適切なものは。ただし,接触防護措置が施してあるものとする。
  1. ネオン変圧器への100V電源回路は,専用回路とし,20A配線用遮断器を設置した。
  2. ネオン変圧器の二次側(管灯回路)の配線を,点検できる隠ぺい場所に施設した。
  3. ネオン変圧器の二次側(管灯回路)の配線を,ネオン電線を使用し,がいし引き工事により施設し,電線の支持点間の距離を2mとした。
  4. ネオン変圧器の金属製外箱にD種接地工事を施した。

正解 

解説

  1. 適切。放電灯に電気を供給する電路には、専用の配線用遮断器(開閉器+過電流遮断器)を設置する必要があります。
  2. 適切。ネオン管の管灯回路の配線は、展開した場所又は点検できる隠ぺい場所に施設しなければなりません。
  3. [不適切]。ネオン管の管灯回路の配線は、がいし引き工事によりネオン電線を造営材に取り付けることによって行います。この際、電線の支持点間の距離は1m以下でなければなりません。よって2mでは不適切です。
  4. 適切。ネオン変圧器の外箱には、D種接地工事を施すことが必要です。省略はできません。
したがって不適切なものは[ハ]です。