第二種電気工事士 平成29年下期 問10

問10

図のように,定格電流100Aの配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線からVVRケーブル太さ5.5mm2(許容電流34A)で低圧屋内電路を分岐する場合,a-b間の長さの最大値[m]は。ただし,低圧屋内幹線に接続される負荷は,電灯負荷とする。
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  1. 3
  2. 5
  3. 8
  4. 制限なし

正解 

解説

低圧の幹線から分岐する回路には、原則として分岐点から3m以内に幹線を保護するための過電流遮断器を施設しなければなりません。ただし、分岐した幹線の許容電流が、幹線に施設されている過電流遮断器の定格電流の35%以上である場合は、過電流遮断器までの長さを8m以下とすることができます。さらに、55%以上である場合は、過電流遮断器までの長さに制限がありません。図解すると以下のとおりです。
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設問のケーブルの許容電流は34Aで、幹線に施設されている過電流遮断器の定格電流100Aに対する割合は「34÷100=34%」ですから、分岐点から過電流遮断器までの長さは、原則どおり3m以内としなければなりません。

したがって[イ]が正解となります。