第二種電気工事士 平成27年上期 問35

問35

⑤で示す図記号の計器の使用目的は。
  1. 負荷率を測定する。
  2. 電力を測定する。
  3. 電力量を測定する。
  4. 最大電力を測定する。

正解 

解説

主な指示計器の図記号は次のとおりです。それぞれの記号は測定対象の単位を表しています。屋内配線図の図記号JIS C 0303で規定されているのは電力量計だけなので、図記号が問われるのは電力量計しかないでしょう。
  • 電力量計(電力メータ)
  • 電流計
  • 電圧計
  • 電力計
  • 力率計
  • 最大需要電力計
⑤の図記号はなので電力量計です。したがって測定対象は電力量となります。電力量計は、屋内に入る全ての電力量を測定するために、引込線取付点と引込口との間に取り付けられます。いわゆる電力メータと呼ばれるものです。四角囲みのWhは、箱入り又はフード付であることを示します。

なお、負荷率は電力の最大容量(契約電力)に対する平均使用電力の割合なので、直接的に測定される値ではなく測定値から計算によって求めます。