電気工事士2種 平成27年上期 問12

問12

漏電遮断器に内蔵されている零相変流器の役割は。
  1. 地絡電流の検出
  2. 短絡電流の検出
  3. 過電圧の検出
  4. 不足電圧の検出

正解 

解説

零相変流器(ZCT)は、漏電遮断器に内蔵されている装置で、地絡電流を検出することを目的とします。通常、電流は「行き」と「戻り」でバランスしており、ZCTを通過する複数の導体(L1とL2、LとNなど)を合算すると電流の総和はゼロになるはずです。しかし、どこかで漏電(地絡)が発生していると、そのバランスが崩れます。そのときに発生する差分を検出する役割を持つのが零相変流器です。

したがって、[イ]地絡電流の検出が正解です。
  1. [正しい]。零相変流器の役割です。
  2. 誤り。過電流継電器(OCR)の役割です。
  3. 誤り。過電圧継電器(OVR)の役割です。
  4. 誤り。不足電圧継電器(UVR)の役割です。