接地抵抗測定(全21問中21問目)

No.21

接地抵抗計(電池式)に関する記述として,誤っているものは
平成27年上期 問26
  1. 接地抵抗計には,ディジタル形と指針形(アナログ形)がある。
  2. 接地抵抗計の出力端子における電圧は,直流電圧である。
  3. 接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池容量が正常であることを確認する。
  4. 接地抵抗測定の前には,地電圧が許容値以下であることを確認する。

正解 

解説

  1. 正しい。アナログ型もデジタル型もあります。
  2. [誤り]。直流ではありません。接地抵抗を測定するときは、交流電流で測定します。地表面付近の土壌には、腐葉土などに由来する電解物質が多く含まれるため、直流電流を加えると接地極の金属表面で電気分解が起こり電流が流れにくくなるためです。
  3. 正しい。電池容量が適正でないと正確に抵抗を測定できないため、測定前に十分な電池容量があることを確認します。
  4. 正しい。測定前に接地極の地電圧が接地抵抗計の許容値以下であることを確認します。接地極の地電圧が許容値を超えていると、測定誤差により接地抵抗を正しく測定することができないためです。
したがって誤っているものは[ロ]です。