絶縁抵抗測定(全22問中5問目)

No.5

次の空欄(A),(B)及び(C)に当てはまる組合せとして,正しいものは
使用電圧が300V以下で対地電圧が150Vを超える低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は区切ることのできる電路ごとに(A)[MΩ]以上でなければならない。また,当該電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱には(B)接地工事を施し,接地抵抗値は(C)[Ω]以下に施設することが必要である。ただし,当該電路に施設された地絡遮断装置の動作時間は0.5秒を超えるものとする。
令和4年下期[午後] 問26
  1. (A)0.4
    (B)C種
    (C)10
  2. (A)0.2
    (B)C種
    (C)500
  3. (A)0.2
    (B)D種
    (C)100
  4. (A)0.2
    (B)D種
    (C)500

正解 

解説

【絶縁抵抗値】
低圧電路の電線相互間および電路と大地との間の絶縁抵抗値は、以下のとおり定められています。
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使用電圧が300V以下で、対地電圧が150V超の場合には、絶縁抵抗値は(A)0.2MΩ以上でなければなりません。

【接地抵抗値】
低圧電路に施設する接地工事には、C種接地工事とD種接地工事があり、電路の使用電圧によって以下のとおり定められています。
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使用電圧が300V以下なので(B)D種接地工事の対象となります。したがって、接地抵抗値は原則(C)100Ω以下としなければなりません。0.5秒以内に電路を自動遮断する装置があれば500Ω以下とすることができますが、設問では、漏電遮断器の動作時間は0.5秒を超えるとありますのでこれには該当しません。

したがって正しい組合せは[ハ]です。