接地抵抗測定(全22問中18問目)

No.18

三相200V,2.2kWの電動機の鉄台に施設した接地工事の接地抵抗値を測定し,接地線(軟銅線)の太さを検査した。接地抵抗値及び接地線の太さ(直径)の組合せで,適切なものは。ただし,電路には漏電遮断器が施設されてないものとする。
平成29年下期 問26
  1. 50Ω
    1.2mm
  2. 70Ω
    2.0mm
  3. 150Ω
    1.6mm
  4. 200Ω
    2.6mm

正解 

解説

低圧電路に施設する接地工事には、C種接地工事とD種接地工事があり、電路の使用電圧によって以下のとおり定められています。
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使用電圧が200VなのでD種接地工事の対象となります。したがって、接地抵抗値は原則100Ω以下としなければなりません。0.5秒以内に電路を自動遮断する装置があれば500Ω以下とすることができますが、設問では、電路には漏電遮断器が施設されてないとありますのでこれには該当しません。

接地抵抗値100Ω以下、接地線の太さ1.6mm以上をともに満たす[ロ]が基準に適合するものとなります。
  1. 不適切。どちらも基準に適合していません。
  2. [適切]。どちらも基準に適合しています。
  3. 不適切。接地抵抗値が基準に適合しません。
  4. 不適切。接地抵抗値が基準に適合しません。