配線工事(全64問中6問目)
No.6
硬質ポリ塩化ビニル電線管による合成樹脂管工事として,不適切なものは。令和5年下期[午後] 問23
- 管の支持点間の距離は2mとした。
- 管相互及び管とボックスとの接続で,専用の接着剤を使用し,管の差込み深さを管の外径の0.9倍とした。
- 湿気の多い場所に施設した管とボックスとの接続箇所に,防湿装置を施した。
- 三相200V配線で,簡易接触防護措置を施した場所に施設した管と接続する金属製プルボックスに,D種接地工事を施した。
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正解 イ
分野
科目:D - 施行方法細目:2 - 配線工事
解説
合成樹脂管工事は、以下の基準に適合して施設しなければなりません。- 管の支持点間の距離は1.5m以下
- 管内で電線の接続を行わない
- OW線(屋外用ビニル絶縁電線)を使用しない
- 管の曲げ作業を行う場合、その曲げ半径は管内径の6倍以上
- 湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は防湿装置を施す
- VE管(硬質塩化ビニル電線管)相互を接続する場合、その差込み深さは管外径の1.2倍(接着剤を使用する場合は0.8倍)以上
- 使用電圧300V超ではC種接地工事、300V以下ではD種接地工事を金属製ボックスに施す。ただし、❶乾燥した場所に施設する場合、❷対地電圧150V以下の場所で簡易接触防護措置を施す場合のいずれかに該当すればD種接地工事を省略できる
- [不適切]。支持点間の距離が1.5mを超えているので不適切な工事です。
- 適切。接着剤を使用する場合、差込み深さは管外径の0.8倍以上であれば問題ありません。
- 適切。湿気の多い場所に施設する場合は、防湿装置を施す必要があります。
- 適切。三相3線式の対地電圧は200Vなので、金属製ボックスにD種接地工事を施す必要があります。
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