電線の接続(全21問中10問目)
No.10
600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形1.6mmを使用した低圧屋内配線工事で,絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として,不適切なものは。ただし,ビニルテープはJISに定める厚さ約0.2mmの電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープとする。令和3年下期[午後] 問19
- 差込形コネクタにより接続し,接続部分をビニルテープで巻かなかった。
- リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約0.5mm)で半幅以上重ねて1回(2層)巻いた。
- リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて1回(2層)巻いた。
- リングスリーブ(E形)により接続し,接続部分にリングスリーブ用の絶縁キャップを被せ,ビニルテープで巻かなかった。
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正解 ハ
分野
科目:D - 施行方法細目:1 - 電線の接続
解説
絶縁電線相互の接続部分の絶縁処理は、①絶縁電線の絶縁物と同等以上の接続器を使用するか、②絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆することで行います。具体的には以下の方法があります。- 差込型コネクタによる接続
- 接続部分に絶縁キャップを取付ける
- 接続部分を絶縁テープで被覆する
- 適切。差込型コネクタで接続すれば十分な絶縁効力が得られるので、ビニルテープを巻く必要はありません。
- 適切。絶縁被膜の厚さは「0.5mm×2層=1.0㎜」になるので適切です。
- [不適切]。絶縁被膜の厚さは「0.2mm×2層=0.4㎜」と0.8mm未満です。絶縁被膜の厚さが不足しているので不適切です。
- 適切。絶縁キャップが、接続部分の露出した部分を覆うことで絶縁を行うキャップです。絶縁キャップを使用すれば十分な絶縁被膜ができるので、ビニルテープを巻く必要はありません。
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