配電方式(全47問中15問目)
No.15
図のように,単相2線式電線路で,抵抗負荷A,B,Cにそれぞれ負荷電流10Aが流れている。電源電圧が210Vであるとき抵抗負荷Cの両端電圧VC[V]は。ただし,rは電線の抵抗[Ω]とする。令和4年上期[午後] 問6
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正解 イ
分野
科目:B - 配電理論細目:1 - 配電方式
解説
抵抗負荷Cの両端電圧は、電源電圧から上下の電線による電圧降下を差し引いたものとなります。電線の抵抗による電圧降下は、配電方式(単層2線・単層3線・三相3線)に応じて以下の式で計算します。本問は単層2線式ですから、1線当たりの電圧降下(IR)を求めてそれを2倍することになります(上下2本分なので2倍です)。抵抗負荷A、B、Cにはそれぞれ10[A]が流れていることから、電源から抵抗負荷Aへ分岐するまでの電線には30[A]、Bに分岐するまでの電線には20[A]、Bに分岐するまでの電線には10[A]が流れていることがわかります。1線当たりの電圧降下は V=I×Rより、
30[A]×0.1[Ω]+20[A]×0.1[Ω]+10[A]×0.1[Ω]
=3+2+1=6[V]
電線路全体の電圧降下量はこれを2倍した
2×6[V]=12[V]
抵抗負荷Cの両端電圧は、電源電圧の210[V]から電圧降下量を差し引いた 210-12=198[V]となります。
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