導体と絶縁体(全23問中11問目)

No.11

直径2.6mm,長さ20mの銅導線と抵抗値が最も近い同材質の銅導線は。
令和3年上期[午後] 問2
  1. 断面積8mm2,長さ40m
  2. 断面積8mm2,長さ20m
  3. 断面積5.5mm2,長さ40m
  4. 断面積5.5mm2,長さ20m

正解 

解説

導体の形状と抵抗値には以下の関係があります。太く・短いほど電流が流れやすいと覚えましょう。
  1. 導体の長さが2倍になると、抵抗値は2倍になる
  2. 導体の断面積が2倍になると、抵抗値は1/2になる
  3. 導体の直径が2倍になると、抵抗値は1/4(=1/22)になる
直径2.6mmを断面積に変換すると πr2=1.3×1.3×3.14≒5.3㎜2 です。選択肢を見ると、断面積がほぼ等しく、長さが同じ「断面積5.5mm2,長さ20m」があるので、これが最も抵抗値が近いと判断することができます。したがって[ニ]が正解です。
断面積8mm2,長さ40m
設問の銅電線と比較すると断面積は「8÷5.3≒1.5倍」、長さは2倍なので、抵抗値はおよそ21.543倍となります。
断面積8mm2,長さ20m
設問の銅電線と比較すると断面積は「8÷5.3≒1.5倍」、長さは同じなので、抵抗値はおよそ11.523倍となります。
断面積5.5mm2,長さ40m
設問の銅電線と比較すると断面積は「5.5÷5.3≒1.03倍」とほぼ同じ、長さは2倍なので、抵抗値はおよそ2倍となります。
断面積5.5mm2,長さ20m
設問の銅電線と比較すると断面積は「5.5÷5.3≒1.03倍」とほぼ同じ、長さは同じなので、抵抗値はおよそ1倍となります。