第二種電気工事士 平成29年上期 問7
問7
金属管による低圧屋内配線工事で,管内に直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)2本を収めて施設した場合,電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし,周囲温度は30℃以下,電流減少係数は0.7とする。- 19
- 24
- 27
- 35
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正解 ロ
分野
科目:B - 配電理論細目:2 - 電線の許容電流
解説
電線(銅線)1本当たりの許容電流は、電線と太さによって以下のように規定されています。一つの管やケーブルに複数の電線を収めて使用する場合、放熱性能が悪化して電線の温度が上昇しやすくなるため、上記の許容電流の値に、収める電線数に応じた電流減少係数を乗じた値が1本当たりの電線の許容電流となります。電線1本当たりの許容電流=許容電流×電流減少係数直径2.0㎜の電線の許容電流は35℃、2本収めた場合の電流減少係数は0.70なので、電線1本当たりの許容電流は、
35[A]×0.70=24.5[A]
電線の許容電流には小数第一位を七捨八入した整数値を用いることになっているので、小数点以下を切り捨てた24[A]が正解となります。
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