第二種電気工事士 平成28年下期 問37

問37

⑦で示す部分に施設してはならない過電流遮断装置は。
  1. 2極にヒューズを取り付けたカバー付ナイフスイッチ
  2. 2極2素子の配線用遮断器
  3. 2極にヒューズを取り付けたカットアウトスイッチ
  4. 2極1素子の配線用遮断器

正解 

解説

分岐回路の配線には、分岐部分の過負荷電流と短絡電流から保護するために、電圧線の各極につき1つの過電流遮断器(過電流引外し素子またはヒューズ)を施設しなければなりません。
  • 単相100V回路 1つ
  • 単相200V回路 2つ
  • 三相200V回路 3つ
⑦の部分の配線はにつながっています。配線図右下の凡例には単相200V回路とあるように、は単相3線式の電圧線2本を使って200Vを実現する分岐回路です。このため過電流遮断器が少なくとも2つ必要です。

したがって、施設してはならないのは1素子である[ニ]となります。