第二種電気工事士試験 試験制度&過去問題を徹底解説
令和7年下期の筆記試験の開催日は10月26日(日)です。

最新情報

 

9月28日新サービス『CBT試験シミュレータソフト』をリリースしました

9月13日ボックス内の接続の解説74問を追加し、掲載全問題の解説が完了しました。

8月21日配線図問題の学習時に、丸付き数字(①~⑳)がハイライトされるようになりました。

6月6日小分類「配電方式」を「電圧降下等」と「電力損失」の2つの論点に分離しました。

6月1日目に優しく、眼精疲労の軽減効果が期待できるベージュ系のテーマカラーを追加しました。サイト設定のページから端末ごとに設定できます。

5月26日令和7年度上期⇱の学科試験問題をアップしました。

3月24日パスワードの文字種を増やし、最大32文字に拡張するセキュリティ強化を実施しました。

2024年

12月7日令和6年度下期⇱の学科試験問題をアップしました。

7月11日SNSボタンの表示・非表示を選択できるようになりました。サイト設定のページから端末ごとに設定できます。

5月28日令和6年度上期⇱の学科試験問題をアップしました。

4月25日公式の過去問題PDF15年分にアクセスできる一覧ページ⇱よくある質問とその答えのページ⇱を作成しました。

3月27日ダークテーマ(黒基調のデザイン)を選択できるようになりました。サイト設定⇱のページから端末ごとに設定できます。

3月21日令和5年度下期(午前⇱午後⇱)の学科試験問題をアップしました。

2023年

5月29日令和5年度上期(午前⇱午後⇱)の学科試験問題をアップしました。

4月27日Webサイトの動作をカスタマイズできるサイト設定ページを追加しました。

2022年

12月15日新しく第二種電気工事士試験の過去問解説サイトを公開しました。後発組ではありますが、今後、解説やシステムを充実させ第二種電気工事士試験対策の決定版と呼ばれるWebサイトに育てていきたいと思っています。

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第二種電気工事士 過去問一問一答

消費電力が400Wの電熱器を1時間20分使用した時の発熱量[kJ]は。
令和5年下期[午前] 問3 [基礎理論]
  1. 960
  2. 1920
  3. 2400
  4. 2700
熱量は、発生した熱エネルギーの量を表したもので[J(ジュール)]が単位です。熱量Hは、電力Pに電力が流れていた秒数tを乗じて求めます(H=Pt)。1時間20分は80分、80分は 80[分]×60[秒]=4,800[秒] なので、発生する熱量は、

 400[W]×4,800[秒]=1,920,000[J]

答えは[kJ]単位で求めるので、これを1000で割った1920[kJ]が正解となります。
🥋過去問道場に挑戦

出題範囲および内容

第二種電気工事士試験は法律に基づく国家試験なので、試験の出題範囲も法律で規定されています。具体的にその定めは、電気工事士法施行規則3条に記載されています。

電気に関する基礎理論
❶電流、電圧、電力及び電気抵抗
❷導体及び絶縁体
❸交流電気の基礎概念
❹電気回路の計算
配電理論及び配線設計
❶配電方式
❷引込線
❸配線
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
❶電気機器及び配線器具の構造及び性能
❷電気工事用の材料の材質及び用途
❸電気工事用の工具の用途
電気工事の施工方法
❶配線工事の方法
❷電気機器及び配線器具の設置工事の方法
❸コード及びキャブタイヤケーブルの取付方法
❹接地工事の方法
一般用電気工作物の検査方法
❶点検の方法
❷導通試験の方法
❸絶縁抵抗測定の方法
❹接地抵抗測定の方法
❺試験用器具の性能及び使用方法
一般用電気工作物の保安に関する法令
❶電気工事士法
❷電気設備に関する技術基準を定める省令
❸電気用品安全法
配線図
配線図の表示事項及び表示方法
学科試験の50問もおおむねこの順序に従って出題されています。
  • 問1~5 基礎理論
  • 問6~10 配電理論
  • 問11~18 電気機器等
  • 問19~23 施工方法
  • 問24~27 検査方法
  • 問28~30 保安に関する法令
  • 問31~50 配線図

令和7年度受験スケジュール

第二種電気工事士試験は、年2回の開催でそれぞれ上期試験と下期試験と呼ばれます。まずマークシート形式の択一式試験である学科試験が実施され、学科試験の合格者(または免除者)のみが技能試験を受験できる形式となっています。


令和5年度からは学科試験にCBT(Computer Based Testing)方式――コンピュータの画面上で問題を解く試験方式――が導入され、一定期間内であれば全国に約200箇所設置されるテストセンター等で希望する日と時間を選んで受験することが可能になりました。


令和7年度の試験日程は以下のようになっています。

上期試験
受験申込受付期間3/17(月)~4/7(月)
学科試験(CBT)4/21(月)~5/8(木)(18日間)
学科試験(筆記)5/25(日)
学科試験結果発表日6/10(月)
※CBT受験者は受験日の2週間後よりマイページにて発表
技能試験7/19(土)・7/20(日)
技能試験結果発表日8/16(金)
下期試験
受験申込受付期間8/18(月)~9/4(木)
学科試験(CBT)9/19(金)~10/6(月)(18日間)
※希望者は筆記試験として申込み後、9/10~9/16にマイページで変更します。
学科試験(筆記)10/26(日)
学科試験結果発表日11/11(月)
※CBT受験者は受験日の2週間後よりマイページにて発表
技能試験12/13(土)・12/14(日)
技能試験結果発表日1/17(金)

また当日の試験時間は以下のようになっています(年によって変更の可能性あり)。

学科試験(筆記)10:00~12:00(120分)
技能試験11:30~12:10(40分)

受験手数料

インターネット申込み(原則)は9,300円(非課税)、郵送申込みは9,600円(非課税)です。学科試験免除者で技能試験のみを受験する人も受験料は同じです。

受験資格

受験資格はありません。年齢、学歴、業務経験を問わずどなたにも挑戦していただける資格です。

第二種電気工事士試験の難易度

電気系の中では入門的な資格なので、難易度は比較的易しいと言えるでしょう。合格率で見ても学科試験で約60%、技能試験で約70%なので国家試験の中では高い部類にあります。

電気の基礎理論や配電理論の分野は、初学者にとってはとっつきにくく計算が苦手な人にとっては得点しにくいとは思います。しかし、図記号、機器、材料、工具の問題は単純な暗記問題で、何度もやっていくうちに自然に覚えることができます。これらの暗記問題が出題の6割以上を占めるため合格するのは決して難しくありません。きちんと対策をすれば自ずと結果はついてくるでしょう。

私がこれまでに受験してきた資格試験と比較すると、ITパスポート試験、FP3級、簿記3級と同程度の難易度だと感じました。

受験者数と合格率の推移

毎年の受験者が10万人超えの人気資格です。独占業務があるため年齢、性別、経験などに関わらず、また仕事、DIY、電気系上位資格の足掛かりなど幅広い層が様座な目的で受験します。

学科試験の合格率は約55%、実技試験は約70%で推移しており、計画的に対策をすれば十分に短期合格を目指すことができる難易度となっています。
対策教材の充実度とは逆に、学科のほうが合格率は低いのが現実で、逆に学科さえ合格できれば資格取得の可能性は大幅に高まります。当サイトで過去問を繰り返して、まずは学科の突破を確実にしましょう!