絶縁抵抗測定(全21問中3問目)

No.3

低圧屋内配線の電路と大地間の絶縁抵抗を測定した。「電気設備に関する技術基準を定める省令」に適合していないものは
令和5年上期[午前] 問25
  1. 単相3線式100/200Vの使用電圧200V空調回路の絶縁抵抗を測定したところ0.16MΩであった。
  2. 三相3線式の使用電圧200V(対地電圧200V)電動機回路の絶縁抵抗を測定したところ0.18MΩであった。
  3. 単相2線式の使用電圧100V屋外庭園灯回路の絶縁抵抗を測定したところ0.12MΩであった。
  4. 単相2線式の使用電圧100V屋内配線の絶縁抵抗を,分電盤で各回路を一括して測定したところ,1.5MΩであったので個別分岐回路の測定を省略した。

正解 

解説

低圧電路の電線相互間および電路と大地との間の絶縁抵抗値は、以下のとおり定められています。
  1. 誤り。単相3線式100/200V回路の絶縁抵抗値は0.1MΩ以上なので、基準に適合しています。
  2. [正しい]。三相3線式回路の絶縁抵抗値は0.2MΩ以上なので、基準に適合していません。
  3. 誤り。単相2線式100回路の絶縁抵抗値は0.1MΩ以上なので、基準に適合しています。
  4. 誤り。単相2線式100回路の絶縁抵抗値は0.1MΩ以上です。主幹の一括測定で0.15MΩということは、分岐回路においても0.15MΩ以上となりますから、各分岐回路の測定の省略しても問題ありません。
したがって適合していないものは[ロ]です。