材料の材質及び用途(全37問中16問目)

No.16

金属管工事において使用されるリングレジューサの使用目的は。
令和3年下期[午前] 問11
  1. アウトレットボックスのノックアウト(打ち抜き穴)の径が,それに接続する金属管の外径より大きいときに使用する。
  2. 金属管相互を直角に接続するときに使用する。
  3. 金属管の管端に取り付け,引き出す電線の被覆を保護するときに使用する。
  4. 両方とも回すことのできない金属管相互を接続するときに使用する。

正解 

解説

リングレジューサは、ボックスのノックアウト(抜き打ち穴)の径が、接続する金属管の外径よりも大きい場合に、ノックアウト径を電線管に合わせるために使用される材料です。ボックスの外側と内側の2枚1セットで使用します。電線が回るのを防ぐため突起が3か所あるのが特徴です。
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  1. [正しい]。リングレジューサの使用目的です。
  2. 誤り。金属管相互を直角に接続したい場合には、ノーマルベントを使用します。
  3. 誤り。金属管の管端に取り付けるのは絶縁ブッシングです。これを取り付けることで、漏電を起こさせないだけでなく、ケーブルや電線の損傷を防止することも可能となります。
  4. 誤り。両方とも回すことのできない金属管相互を接続したい場合には、ネジなしカップリングを使用します。カップリングの外側のビスを切ることで、金属管相互を固定できます。
したがって適切なものは[イ]です。