配電方式(全45問中20問目)

No.20

図のような単相3線式回路において,電線1線当たりの抵抗が0.05Ωのとき,a-b間の電圧[V]は。
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令和3年下期[午前] 問7
  1. 100
  2. 101
  3. 102
  4. 103

正解 

解説

a-b間の電圧は、電源電圧から電線による電圧降下量を差し引いたものとなります。電線の抵抗による電圧降下は、配電方式(単層2線・単層3線・三相3線)に応じて以下の式で計算します。
本問は単層3線式であり、2つの抵抗負荷に流れる電流が同じなので、中性線に流れる電流はゼロとなります。この場合、中性線での電圧降下は生じませんから、公式どおり電源電圧からa点に至るまでの電圧降下量(IR)のみをマイナスすれば良いと判断できます。

電流Iは20[A]、電線の抵抗は0.05[Ω]なので、

 IR=20[A]×0.05[Ω]=1[V]

a-b間の電圧は、電源電圧105[V]から電圧降下量を差し引いた 104-1=103[V]となります。